HOME公演情報一覧 PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「笑の大学」
来年2023年にPARCO劇場は、開場50周年を迎えます。1994年よりほぼ毎年、PARCO劇場をホームグラウンドに数々の名作を発表してきた三谷幸喜。40周年記念公演で『ホロヴィッツとの対話』『国民の映画』、2020年リニューアルオープン時の記念シリーズでは、三谷文楽『其礼成心中』、PARCO MUSIC STAGE『三谷幸喜のショーガール』、『大地(Social Distancing Version)』などを上演し、PARCO劇場の節目を飾ってきた三谷幸喜が、今回選んだのは『笑の大学』。
1996年にパルコ・プロデュース公演として青山円形劇場で初演された本作は、第2回読売演劇大賞で「最優秀作品賞」を受賞し、その後1998年、PARCO劇場にてアンコール公演が行われ、東京・札幌・大阪・福岡の4都市56ステージを巡演いたしました。ロシア語、韓国語、中国語、フランス語にも翻訳され、海外で上演され続けていますが、1998年以来、1度も日本で上演されていない不朽の名作が、三谷幸喜自身の演出で蘇ります!
戦争色が濃厚になる昭和15年。登場人物は、警視庁検閲係・向坂睦男(さきさかむつお)と劇団「笑の大学」座付作家・椿一(つばきはじめ)。非常時に喜劇など断じて許さないとする向坂は、上演中止に追い込もうと執拗なまでの注文を繰り返す。しかしなんとか上演許可をもらいたい椿は、向坂が要求する無理難題を逆手に取りながら、あくまで真正面からの書き直しに挑戦する。警視庁の取調室を舞台に、相対する男二人のドラマが始まる。
検閲官 向坂睦男役にはドラマ「JIN-仁-」、「きのう何食べた?」、NHK 大河ドラマ「真田丸」(作:三谷幸喜)、舞台『おのれナポレオン』(作・演出:三谷幸喜)、『M バタフライ』など多数の作品に出演し、2021年には紫綬褒章を受章、豪快で力強い人物から繊細さを秘めた役柄や、柔らかいキャラクターまで巧みに演じる俳優・内野聖陽。
劇団『笑の大学』の座付作家椿一役にはドラマ『透明なゆりかご』、映画『コンフィデンスマン JP -英雄編-』『愛なのに』、ミュージカル『日本の歴史』(作・演出:三谷幸喜)、舞台『世界は笑う』などに出演、現在ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」、大河ドラマ『鎌倉殿の 13 人』(作:三谷幸喜)に出演中で、演技力を武器に年々役柄の幅を広げる瀬戸康史。
三谷幸喜の希望により実現した2人による化学反応に是非ご期待ください!
2023年1月7日(土) 10:00~