超個性派俳優、遂に激突！
笑い・泣き・感動を生む必見の舞台！

屈指の超個性派俳優でありながらクリエイターでもある竹中直人と生瀬勝久が、満を持して、二人の企画による新ユニットを立ち上げ“激突”致します。

1990年から“竹中直人の会”、引き続き2004年より“竹中直人の匙かげん”として新作舞台の企画上演を続け、また、映画監督としてもその才能を発揮し続けてきた竹中直人と、明石家さんまとの共同企画では脚本家として、「橋を渡ったら泣け」「楽屋」等プロデュース公演では演出家としての顔も持つ生瀬勝久がお贈りする演劇企画です。

作家として白羽の矢が立ったのは、俊英・倉持裕。劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」を旗揚げして以来、注目を浴び続け、2003年上演の「ワンマン・ショー」にて第48回岸田國士戯曲賞受賞。劇団以外の活動にも意欲的に取り組み、その才能を認められています。倉持氏のシニカルな作風が、竹中直人、生瀬勝久との出会いで、さらに輝きを放つものと確信致します。

～　ストーリー　～
20年前、バブル末期に建てられた、小洒落てはいるが造りの悪いマンション『ヴィラ・グランデ 青山』の中庭に、民谷史章（竹中直人）とその友人であり仕事仲間でもある陣野圭作（生瀬勝久）がいる。民谷の仕事は 広告デザイナーで、新築時このマンションの一室を事務所兼自宅として購入。カメラマンである陣野も同時期に購入したのだが、最近、母親との同居を決めて引っ越した。部屋は売却せず賃貸に出し、借り手もすぐに見つかった。
近い職種の二人はここで知り合い、この20年の間にたくさんの仕事を共にした。しかし二年前、 陣野が民谷のセンスを「時代遅れだ」と評したことから二人は仲違い。以来、仕事はおろか、ろくに口もきいていない。そんな中、陣野は突然民谷から連絡を受けたのであるー。

陣野の部屋を借りる美女・早坂津弓（山田優）、民谷の娘・蓮（谷村美月）、突然民谷に会いにきた謎の青年・日野康也（松下洸平）、マンションの管理人・岡根三知男（田口浩正）が巻き込み巻き込まれながら、絶妙且つ軽快な会話によって繰り広げられるシニカル・コメディ。