ストーリー
舞台は1930年代のNYのショービジネス界…
1930年代、ニューヨーク。銀行の跡取り息子、ボビー・チャイルドは、仕事も婚約者も放り出して踊ることに夢中。大プロデューサーのザングラーに自分のタップを売り込んでいます。けれど、人生はそんなにうまくいくものではありません。ザングラーの機嫌は損ねるし、婚約者からは結婚を迫られ、うるさい母親からは銀行の仕事を命じられ・・・ボビーはもううんざりです。
結婚か、銀行の仕事か。板挟みになったボビーは、結局母親の命令に従って、物件を差し押さえるためにネバダ州のデッドロックへ向かいます。
かつては金鉱の町として賑わったデッドロックは、いまやすっかり寂れ、まるで時間が止まってしまったかのよう。駅から砂漠を歩くこと1時間、フラフラになってやってきたボビーの視界に飛び込んできたのは、町でただ1人の女性、ポリーでした。男まさりだけれどとってもチャーミング!一目でポリーの虜になってしまったボビーは、得意のダンスで彼女の心をつかもうとします。
最初は嫌々だったポリーも、踊っているうちに彼に心惹かれていきます。ところが、事もあろうにポリーは、ボビーが差し押さえに来た劇場のオーナーの娘だったのです。ボビーは、ショーを上演して抵当に入っている劇場を救おうと彼女に提案します。しかし彼の正体を知ったポリーは、劇場を乗っ取るための作戦ではないかと勘ぐり、その申し出を拒絶してしまいます。
しかし、そんな事でめげるボビーではありません。数日後、ザングラーが踊り子たちを引き連れてやってくるなり、ここでショーをやると宣言します。突然のことに町は騒然。
実はこの“ザングラー”は、変装したボビー。でもポリーは“ザングラー”を本物と思い込み、劇場復活のチャンスと大喜び。早速、町の男たちは即席ダンサーになるべく、踊り子たちと猛レッスン。デッドロックの町は次第に活気を取り戻してゆきます。
ボビーは“ザングラー”としてショーの準備を進めながらも、ポリーの気持ちを自分の方へ向かせようと奮闘しますが、空回りばかり。それどころか、なんとポリーは“ザングラー”に恋をしているではありませんか!
さあ、ボビー、ポリー、“ザングラー”の奇妙な三角関係はいったいどうなるのでしょう?次から次へと起こるハプニングの中、ショーの初日はどんどん近づいてきます。
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